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昔飼っていた猫の話です。 我が家の倉庫で野良猫が出産したようで、子猫の声が聞こえる様になりました。 探してみると手のひらサイズの子猫が2匹。 母猫はもう数日帰ってきてない様子。 すぐに家に連れて帰り買ってきた猫用ウエットフードを与えてみました。 小さすぎるせいかウエットフードは食べれない様子だったのでミルクに変更。 お皿に入ったミルクを子猫に近づけてみても飲みません。 人間が怖いのかな? そう思い、2匹だけにしてあげました。 それでも飲んでおらず、これはもしかして小さすぎて飲めないのかも知れない。と思いました。今までも子猫を育てたことはありましたが、まだ産毛の生えたここまで小さな子猫ははじめて。お皿からミルクが飲めないなんて思いもしませんでした。 子猫を抱っこしてみると、1匹の体温が明らかに落ちて冷たくなっていました。 本当は箱で寝かすつもりでしたが危険を感じ、その子にカイロをあて一緒にベッドで眠ることに。 次の日すぐにペット用の哺乳瓶を購入し、ミルクを与えると…気でも狂ったかの様なすごい勢いでミルクを飲みました! 必死すぎてゴム先を食いちぎる勢い!! あと数時間でも遅ければおそらくミルクを飲む気力すらなくなって、取り返しがつかない事になっていたかと思います。 その後2匹は元気にすくすく育ち、たくさんの幸せをくれました。 あの時カイロで温めなければ、そして哺乳瓶を買っていなければ…と思うとヒヤッとします。
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